田をつくる
今頃になって秋の実りのお話。
引き継いだ田んぼをやっています。しばらく経ちますが上手くできません。水が抜けて干からびそうになっていたり、草の方が育ってしまったり。それでも稲はすごい!ちゃんとおいしく、だいたいおいしく、ある程度おいしく食べられます。「小出来(こでき)なくらいがうまいだぞ」ご近所の達人で、勝手に師匠と思っているAさん、さすがいいことを言います。「草が生えるくらいの田のコメはうまいぞ」、「病気じゃねえ。しいなだが、ほかのはうまいぞ」わざわざバイクを停め、基本、励ましてくださるもんで大好きです。
ダークホース。周りが水を入れたら、よしっ!と入れます。隣が草を刈ったら、焦って汗して刈ります。晩成種、2~3週間遅れで稲刈りです。毎年“どうだったっけ?”となることがあるので、よそがやるのを後から追いかけるくらいがちょうどいいのです。
ソロ活動を覚悟した今年の稲刈りとはぜ掛け。ありがたいことに近所のYさんや、Kさんがギャラリーがてら声をかけたり、手を貸してくださったり。また、何年か振りで弟が稲刈り参戦!?『来られそうなら弁当買ってきて』すぐ当てにして、久しぶりに弟と腰を降ろし田んぼで昼をしました。
肝心のコメの出来具合は…。元々の涼冷地ですが暑さはまあプラスに働いたようで生育はまずまず。穂の出も早かったし収量もまあまあ。「次こそはもっとうまく作れるといいな」いつものつぶやきのうちに、ようやく田の仕舞いをつけました。